目次
【はじめに】トイレトレーニングってどんなことするの?
トイレの場所を知らせる
トイレの場所を子供に教えましょう。家の中でも外出先でも、トイレがどこにあるかを知っていることが大切です。
トイレのタイミングを意識する
朝起きたら、食事前後、お出掛けの前後、お風呂の前後など、トイレに行くタイミングを子どもと一緒に意識しましょう。
トイレに行く習慣を作る
毎日同じ時間にトイレに行く習慣をつけることで、子どもは自然とトイレを使うことを覚えます。
褒めることを忘れない
トイレで成功したら、大袈裟なくらい褒めてあげましょう。(お風呂など、オムツ以外のところでした場合も褒めるといいです。)ポジティブな言葉がお子さんのモチベーションを高めます。
トイレトレーニングをするメリット!
自立心を育める
トイトレを通じて、お子さんは自分でトイレに行くことができるようになり、自立心が育まれます。
清潔な環境を保つことができる
オムツの中で排尿・排便することは不衛生で、細菌の繁殖リスクがあります。トイレを適切に使うことで、清潔な環境を保つことができます。
社会的なスキルが身につく
トイレのマナーやルールを学ぶことで、社会的なスキルが向上し、幼稚園や小学校に向けて集団行動の準備が整います。入園(入学)してからでは、親もなにかと忙しくなるので、そこにトイトレの負荷がかかるとさらに大変。その前にトイトレが完了していると大きく負担が軽減されますね。
【元保育士厳選】おすすめトイトレ用品
布パンツ
布パンツは濡れた感覚があり、不快感があるため、「おむつを濡らしたくない」という子どもの自発的な気持ちが生まれ、トイレトレーニングが大きく前に進む効果があります。また、パンツは子どもと一緒に選ぶといいです。
2層、3層、6層など、層が厚いほどズボンや部屋が汚れるリスクが減りますが、それと引き換えに、子どもの不快感も減ってしまいます。6層は意味ないなんて声もチラホラ。かといって急に薄いパンツから始めるのもママとしては不安ですよね。筆者のおすすめは3層です。理由は、早めに気がづけば床が濡れる確率は低く、子どもの不快感もしっかりあるためです。
↓3層布パンツ☆
↓部屋を汚されたくない!って方は6層布パンツ☆
おまるまたは補助便座
筆者の勤めていた保育園では、0~1歳児はおまるを使用し、2歳児は便器に座っていました。しかし、家庭でおまるは場所をとってしまいますよね。個人的には補助便座がコンパクトで掃除も楽かなと思います。
↓おまると補助便座2way☆不動の人気ポッティス☆
↓補助便座のみもあります。
↓階段付きで折り畳める!案外、子どもが自分で設置できます。
↓高さ調整できるおしゃれ踏み台☆
クリーニング用品
こちらはお好みでといった感じなのですが、そのまま洗濯機で回す方や、漬け置きする方がいると思います。筆者はおしっこの匂いが気になるので、ウタマロ洗剤で30分ほど漬け置きしてから普通の洗濯物と一緒に洗濯機で回していました。
↓使いやすい液体タイプ☆
↓オキシクリーンもおすすめです☆
ご褒美になるもの
これは絶大な効果があります。定番は「ご褒美シール」ですが、「トイレにいったらおやつを食べよう」「トイレにいったら粘土で遊ぼう」など、「その子が好きなこと」を提案するのもいいと思います。筆者は定番のご褒美シールを活用しました。のりもの好きな息子だったため、のりものシールを用意し、うんちがでたらキラキラシールが貼れるというルールです。うんちに特別感を出したことにより、おしっこよりうんちが先にトレーニング完了しました。
↓推しの力でやる気UP☆アンパンマン・トーマス・パウパトのご褒美シール☆
↓のりもの好きはたまらないトミカ☆
3日間でオムツ卒業!短期集中型トイトレのステップ
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1オムツでゆる~くトイトレをはじめる
1オムツでゆる~くトイトレをはじめる
3日間で卒業とありますが、オムツの時期にゆる~くで大丈夫なのでトイトレをしてみましょう。それが3日間でオムツを卒業するための大きな土台作りになります。筆者は新築を購入したばかりでトイトレを始めたため、フローリングや畳が汚れたり、新品のソファやカーペットが汚れることを気にしていました(^^;)そのため、オムツでゆる~くトイトレを始めました。時期としては2歳8か月~2歳10か月の2か月間、本当にゆる~くしていました。期間はお子さんによりますが、おしっこやうんちがオムツで成功し始めて1週間ほどたったら次のステップに移ります。
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2布パンツを履く前に心の準備をする
2布パンツを履く前に心の準備をする
オムツのゆるトイトレが成功しはじめたら、ついに布パンツを履かせます。布パンツは子どもが自分で好きなデザインを選ぶとやる気アップ!布パンツに移行する前日に、布パンツを見せながらお話をします。
という感じで、心づもりをさせてあげます。急に布パンツになってパニックになる子もいるので大切なことだと私は考えます。
また、おじいちゃんやおばあちゃんにテレビ電話をして、意気込みを宣言するのもいいと思います。
といったように、トイレで成功したら周囲に褒めてもらえる、自慢できる、といった環境をつくってあげることもやる気アップに繋がります。
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3いよいよ!布パンツ開始~初日~
3いよいよ!布パンツ開始~初日~
初日は必ず失敗します。カーペットなどはできるだけ敷かず、ソファは防水シーツを敷くなど対策するとあとが楽です。初日は無理せず、お昼寝と就寝時はオムツにしましょう。
朝一番のトイレのあと布パンツを履かせる
↓
お昼寝前のトイレでオムツを履かせる
↓
お昼寝後のトイレで布パンツを履かせる
↓
お風呂の後の着替えでオムツを履かせる
最重要事項として、失敗しても絶対に叱らないでください。「パンツが濡れて気持ち悪いね」と不快感を共感したり、「トイレでしたらこのお兄ちゃんパンツがずっと履けるんだよ」とポジティブな声掛けをしましょう。
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4布パンツ開始~2日目~
4布パンツ開始~2日目~
朝起きると、なんとオムツが濡れていない!急いでトイレに連れて行くと、一晩分の大量のおしっこが出ました。初日に「トイレでおしっこしなければパンツが濡れてしまう」という概念が生まれ、寝ている間もそれを引き継いでくれたようです。2日目は積極的に「トイレに行きたい」と言うようになりました。驚いたことに、お昼寝起きもオムツは濡れていませんでした。しかしまだ、日中の失敗はありました…。
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5布パンツ開始~3日目~
5布パンツ開始~3日目~
今朝も寝起きのオムツは濡れていません。ここまできたら、勇気を出してお昼寝と夜の就寝を布パンツにしましょう。防水ズボンを履かせておけば、もしもの失敗も怖くありません。
↓止水ベルトで腰まで浸透しない優れのもの☆
その後、息子はたまに失敗することもありますが、オムツは完全に外れました。オムツが外れた後も、子どもから言うのを待つだけでなく、親からマメに声掛けしてあげることが、失敗を防ぐコツです。
こんなときどうすればいいの?を解決
子どもがトイレに行くことを嫌がる
トイトレを始めると、そもそもトイレに行くのを嫌がることがあります。単純に考えて、トイレに行くことって楽しくないですよね。オムツでトイトレしている期間はなおさら「オムツでする~」と言って、トイレに連れて行くのに一苦労でした…。トイレに行くことに、少しの「楽しさ」をプラスしてあげることがポイントです。
ポイント
- ご褒美シールが貼れるよ~とシールを見せたり、事前にシールを選ばせてあげる。
- 子どもが好きなおもちゃやぬいぐるみをトイレの前まで連れて行き「見ててもらおっか」とおいて置く。
- 「トイレ列車出発しま~す」と言って縄跳び、フラフープ、段ボールなどを電車に見立て、トイレまで楽しく向かう。高く抱っこして飛行機なんかも喜ぶ。
- 「トイレでおしっこがでたらパパに電話しよっか!」と言って、パパに褒めてもらえること、テレビ電話ができる特別感をご褒美にする。(パパの昼休憩中など電話可能な時間帯に限りますが…)
- 最終手段は、嫌がってもとりあえず便座に座らせて、子どもの好きな絵本を読んだり手遊びをして遊ぶ。
おしっこのタイミングがわからない
オムツをしているときは、子どもがいつおしっこしたかなんて気にしたことがなかったですよね。実際トイトレを始めても、親はどのタイミングでトイレに連れて行けばいいのかわからないものです。保育士のころの感覚をもとに、息子に実践したことは次のとおりです。
ポイント
- とにかく一日中トイレに誘う。
- 特に、トイトレを始めたばかりの子は、30分間隔でトイレに誘い、偶然の成功を狙うことで、とりあえず成功体験を積ませまることが重要。(一度成功したら、1時間くらい間隔を空けてOK)
- おもちゃで遊んでいる時も、外出中も、ずっと「おしっこ大丈夫?トイレ行く?」と声を掛ける。
- もし本人が「おしっこでそう」と言ったら、親は料理中だろうが、外出先だろうが、レジの行列に並んでいようが、中断してトイレを優先する。「今忙しいから、オムツでしていいよ」はNGワード!
最初は大変ですが、そのうち「この子は2時間間隔くらいだな」といった感じで、親が間隔をつかみ始めることができます。それまでは行き過ぎなくらいトイレに座らせてみましょう。
外出時は子ども用のトイレがないことが多いので、補助便座を持ち歩くと安心です。
↓こちら吸盤付きでズレる心配がなく、低価格で人気☆
↓吸盤が不衛生と感じる方には吸盤なしで人気のピヨ。折り目に足の肉が挟まることを防ぐシリコンバンドと収納袋付き☆
うんちのタイミングを逃してしまう
うんちのタイミングは慣れてくると親がわかってくるものです。もちろん、毎回同じ時間にするわけではないのですが、筆者がつかんだタイミングを、少し細かいですがお伝えしたいと思います。
ポイント
- 朝食後30分以内に出る確率が高い。
- 朝食後に出なければ昼食後、おやつ後、夕食後など、食後に出る確率が高い。(なんなら食事中に便意をもよおすこともあるので、食事が始まる前に「うんちが出そうなら、ごはん途中でも言ってね」と事前に声をかけておく。)
- おならが臭いときはうんちが近くまできている可能性が高い!水分を多くとらせて便意をうながし、トイレに誘う。
- 親が「この時間にうんちが出る」という自信があるときは長めに便座に座らせる。すぐ立ち上がるようなら、長めの絵本を読んだり、一緒に歌を歌ってトイレの滞在時間を延ばす。(あまり長時間座るとお腹が冷えたりおしりが痛くなると思うので、長くても10分程度で)
保育園や幼稚園でトイトレしている方へ…
すでに保育園や幼稚園でトイトレしている最中の方は、園とともに休日のトレーニングを頑張ることで結果的にトイトレが早く終わります。それは、自宅で汚れたパンツを洗う手間から解放される日が近くなるということです。保護者の方々は仕事をしている方も多く、子どもの世話に家事に…本当に大変な毎日だと思います。ただ、金曜日にトイレの成功率が上がっていた子が月曜日にリスタート状態になっているということがよくあります。つかみ始めたトイレの感覚がまたリセットされることは子どもにとっても負担です。休日の外出先でのトイトレなど大変面倒ですが、「今だけ!」と思って一緒に頑張りましょう。
しかしながら、家では無理!という方は園にお任せでもいいと思います。少し時間はかかるかもしれませんが、トイトレなんて子どもが成長すればいつか必ず終わるものです。どんなに親が頑張っても成長がゆっくりさんもいます。重く考えすぎず、ママの無理のない範囲でやっていきましょう(^^)
まとめ
保育士のころを思い返すと、トイレトレーニングは本当に大変でした。0歳から始めると早くオムツがとれるというのも事実だと思いますが、あまり早く始めすぎるのも、親の負担が大きくなり親が疲れてしまう原因になりかねません。筆者の個人的な意見ですが、2歳、3歳頃が一番スピーディーにトイトレが終わると思います。子どもの成長には差があるので、トイトレ適齢期が2歳だったり3歳だったり個人差がありますが、その適齢期の見極めができれば、トイトレは数日で終わる可能性が高いです。何日たっても失敗ばかりであれば「まだトイトレ適齢期じゃないんだな~」と見切りをつけ、一度トイトレをやめるのもありです。トイレトレーニングは親子にとって大きなステップです。無理なくトイレトレーニングを進めて、お子さんの成長をサポートしてくださいね!🚽✨